こんにちは
今回は先日実施した、防火設備検査についてご説明致します。
防火設備とはなんぞや?
と思われる方が殆どだと思います。
簡単に言うと火災時に煙や火を遮断し、延焼を防いだり、避難経路を確保して逃げる経路を確保したりする防火扉や防火シャッターの事を指します。
階段の前にこの様な壁に埋まった扉をよく見かけると思います。
これは通常は階段への通路として利用し、火災発生時には煙感知器が感知したらこの扉が閉鎖する仕組みとなっています。
起動するとこの様に防火扉を留めている「レリーズ」という連動機構の金具が外れ、自重で開いて自動的に閉鎖します。
それでこの扉が閉鎖する事により、火や煙を遮断します。
この扉が何故階段前にあるかといいますと、当然階段が避難経路となり、一階まで避難する重要な区画、加えて階段の区画は縦に繋がってますので下の階から煙が上がり充満してしまいます。
したがって階段の区画は火災時にはある程度逃げ口として保護されるよう、こういった扉が設置されています。
この防火設備検査はその様な設備がきちんと作動するかを検査する作業です。
扉を作動させる煙感知器の動作を検査したり
扉が時間通りに閉鎖するかを専用の測定器を使って測定します。
大規模なお店や病院等、不特定の人が出入りする建物では必ず設置されています。
皆様も一度気にしてみては如何でしょうか、思わぬ火災に巻き込まれた時、命を救ってくれるかもしれない設備です。